1.29.2013

朝日新聞

日本の右派は、国体、つまり国のなりたちは一貫していると考えたいわけですね。戦後の改革を否定して、戦前からの一貫性というファンタジーをどうしても持ちたい。一方で左派も、戦後日本のあり方、つまり象徴天皇制や自衛隊への批判を続けることで、右派の裏返しとして戦前との一貫性を前提にしてきた。この感覚は米国人にはわからない。

.. 「強制連行はなかった」から問題はないという主張は、彼女の痛苦を否定するのと同じで、セカンドレイプに近い行為とみなされかねない。日本は現在形で「女性の人権に無自覚な国」だと思われます。

.. 極論すれば、イスラム教の原理主義者が女性に教育を施すなと言っているのと同じくらいわからない。

朝日新聞 1月29日朝刊 「安部政権 米国から見ると」

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