2.27.2013

セミ


これを初めて見たのは、東京の図書館で借りた「イチロー本」でした。とくに衝撃的ではありませんでしたが、鳴り止みません。このころにわたしがスタートした<小さい積重ね×日数>はそろそろ千日を数え、ティム・ロビンスが独房の壁をひとつまみずつ掘ったように、静かに地中を進み、おそらく「とんでもないところ」への羨望がきれいに消滅したころ、蝉のごとく地面に顔を出す予定。

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