1.06.2014

03 サンカーラ_04

「親として、原子力という子どもを見捨てるわけにはいかない。

北村さんの話を聞いた私の心中は複雑だった。お気持ちはわかる。痛いほどわかる。でも、こんな事態になっても、あなたはそうおっしゃるのですね。なんて不器用な人だろう。そういう北村さんを、ネットでは匿名の人々が御用学者と呼んで揶揄する。」

「では、私と北村さんが目指していることはいったい何だろう。それは、原子力の未来、日本の未来なのか。
なんだか違うような気がしてきた
北村さんも、私も、この出会いを通して、ただ純粋にお互いを育てているような気がしてきた。私たちは、ほんとうは、私たちの魂のようなものを、育てるために出会っているんじゃないか」

『レイヤー違い』の議論は世の中にたくさんあります。アイデンティティを賭けた罪のない(浅はかな)カテゴリーエラーもあれば、直感的で罪の深い放言もあります。

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