12.02.2013

トラウマをヨーガで克服する_02

トラウマを生じるような経験をしているときの心は、通常、活動が停止している状態だが、膠着感や無力感と結びついたその身体感覚には、「自らの人生の成り行きをまったくコントロールできない」という記憶が保存されている。トラウマを受けて生還した者のさだめは、こころが引き裂かれ、臓腑がよじれるような感覚の中で人生を切り抜け続けることなのである .. なぜなら、自分の体が恐怖と戦慄の”容器”になってしまっているからだ。もともと外にあったはずの敵が、今や内なる責め苦へと変容しているのである。

「トラウマをヨーガで克服する」

ghostwiter