7.15.2013

45_木を見る西洋人 森を見る東洋人_01

「いいですか?先生。先生と私の違いは、私はこの世界を円だと思っていて、先生は直線だと思っていることです」
「中国人というのは、ものごとは絶えず変化しながら、結局はもとのところへ戻ってくると考えます。さまざまな出来事に広く気を配り、物と物との関係を探ろうとします。全体を見ずに一部だけを理解することはありえないとも思っています。それに比べて、西洋人が生きているのはもっと単純でわかりやすい世界です、中国人とは違って、彼らは全体の状況ではなく、目立つ物や人に注目します、対象の動きを支配する規則さえわかれば、出来事を自分の思い通りにできると思っているのです」

2004年刊。やっと読みます。

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