7.07.2013

40_日本言論知図_06

<排出権取引>
「市場原理の悪いところをかき集めたような制度(排出権の金融商品化についての懸念)」
科学ジャーナリスト 藤井耕一郎
「株式や債券と同様に、一定の歯止めをかけることで、暴走を防ぐ措置を取ればいい」
ジャーナリスト 神保哲生
経済活動とリンクさせることがCO2の削減に有効なのか?という論点とは別に、そもそもCO2削減が本当に地球温暖化の抑止力(の決めて)になるのか?という議論が発生。
(2011年8月初版)

<リサイクル>
「ペットボトル再生に投入するエネルギー量は新品ペットボトルを作るよりもはるかに大きく、分別回収しない方が経済的で効率的」
武田邦彦
わら半紙と真っ白なコピー用紙の中間くらいのか編みが欲しくてコピー機用のA4再生紙を買いに行ったら、一包みが1,200円(店頭価格)だった。あまりの高値のため、丹波市は普通紙に戻したとのこと。篠山市では同じ再生紙が一包み350円くらい(店頭価格)で買えるので、再生紙利用を続行中。あたらしい法律の枠組みはあたらしい利権を作ります。利権はさまざまなレベルでの利益供与を生み、たとえば「環境保全」というような本質的な目的すらも結果的にないがしろにされてしまうことがあります。

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