12.24.2020

カヤの実

カヤの実は憧れだった。
カヤ(榧)はイチイ科の常緑針葉樹で、仏像とかソロバンのコマとか将棋板とかに使われていて名前はよく聞いていたし、縁起がよいとされていたので、いつか実を食べてみたかったのです。カヤネズミというネズミはツヤツヤの小さくて可愛いノネズミで、絵本によく出てくるからカヤの実が好物なのかな…なんて思ってました。

数日前、隣の丹波篠山市へ用事があったついでに野菜直売所に立ち寄ったらカヤの実が売ってました〜〜(≧∀≦)!長年の念願叶って、しかも安いっ!!
迷わず即買い。
堅そうに見える殻は奥歯で割ることができ、とりあえず生で試食。独特の優しい芳香があって、味わい深い…生でこんなに美味しいのだから、と思って
そのあと丁寧に炒って、食べてみた。

んまーい!!


なんだろう?野趣あふれたやさしい苦みと奥深い甘さと香りが高く…薄皮ごと食べるピスタチオみたい。子どもの頃憧れた木の実は、何となく想像通りのナッツの味でした。大満足。
これは森のみんなの大好物だろうな。

経験できてよかった…里山バンザイ。

by tomoko