ヨガのセッションで「コップに入った泥水」の喩えをよく話します。
「心は、ゆっくり待っているだけで穏やかに静まります」
という喩えですが、真意は、
「執着は外ではなく内に向かって常時働いているので、気づきましょう」
です。
コブシを握りしめてサイコロの目を祈る人も、コップの泥水が沈殿するのを「急ぐ」ことが出来ないことを知っています。
いまある姿をありたい姿から開放して、自分に対して厚く積み重ねてきた意味づけがいちまいいちまいはらはらとはがれ落ちていくことに、そのことにさえなんの意味づけもせずにただ気づきます。
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