6.28.2015

サーフィン

ストレスが良いものか悪いものかという議論には意味がなくて、非生産的なストレス解消行動と、それに気づいていない状態が問題。

われわれはホリスティックな存在で、海原に浮かべたボードに立ち上がるサーフィンのごとく絶妙なバランスのために、意識出来るレベル、意識出来るけれども機制されるレベル、そして圧倒的な自律神経のレベルで、常時、すさまじい数のバランシングを行っています。

われわれが、アタマでコントロールしている行動とか自由意志と呼んでいるものは、身体が常時、瞬時に行っているバランシングのごく一部に、後からそれっぽい理屈をつけているだけの妄想に過ぎません。

ストレス解消はバランシング行為です。

意識が把握しているストレス解消(スポーツや喫煙)はどちらかというと問題ではなくて、気づいていないもの(虐待、パワハラ、ヘイト行為 .. 過剰な食事、過剰な娯楽)に依存している状態が問題です。一度決壊すると修復が難しいダムのように、ストレスと解消手段が強く結びついて、しかもわれわれ の意識はそのことに気づいていない、というだだ漏れの状態はときとして破滅をもたらします。

この、複雑に絡まったヒモのような状態を丁寧に時間をかけてほどくことには、大きな価値があります。TVを捨てて、甘い食べものを捨てて、自分の心身と向き合う練習を十年単位でゆっくり進めます。
ghostwriter