先週末、私のヨーガ・グル(師匠)の御葬式がありました。
師匠はノルウェーで生まれ、様々な経緯を経て日本に来られ、55年近くに渡ってニッポンにヨーガを普及し、貢献されました。一切を妥協せず、愛に溢れ、本当に素晴らしい方でした。
マスコミを嫌って欲もなく、表舞台とは縁遠かったのですが、本当に知る人ぞ知る真のヨギーなのでした。。
私がインドで修行したのは、師匠がかつてヨーガの修行でおられたヒンズー教寺院に行きたかったこともあり、実際に行くことができたのは師匠が英語で紹介状を書いて下さったからなのです。
インドへは強い想いがあったこともあって私は出家覚悟で行きましたが、実際に行ってみるとまだまだここでは死ねないな…という感覚があったことと、ニッポンには私のグルがいる!という感動的な気づきによりニッポンへ帰って参りました。。
インドの偉大な聖人が沢山おられた古き良き時代に我らが師匠もそれら聖人方と共に修行をされて付き人として共に世界をまわり、、。
私はインドへ行って初めて気づきましたが、師匠はよい意味でその良き時代の流れのまま半世紀にわたって一切を変えることなく無私でヨーガの教えを守り、実践していたのです!むしろ、インドの寺院やヨーガ道場のほうが時代に流され金や欲にまみれた商売となっていたのでした。。(もちろんそればかりではないけどね)
そんなわけで、師匠の肉体は無くなってしまったけれど、どこかで見られている気がして、気が抜けません(笑)
これからもご指導いただけると信じて日々精進して参ります(o^^o)
師匠は幼少の頃に洗礼を受けているクリスチャンではありますが、生涯にわたって生き様そのものがヨーガであり、愛と実践の人でした。
そんな彼は不思議なことにお釈迦様と同じ誕生日に生まれ、お釈迦様が入滅された年齢と同じ歳に、しかも同じ日に荼毘に伏しました。日本では長年お寺でヨーガをされていたという不思議なご縁です。。
いままでありがとうございました…これからもご指導よろしくお願いいたします…合掌。
by tomoko