1.10.2016

人口増加

平川 克美:いまある資本主義のシステム、株式会社のシステムとかは全部、人口増大のフェイズを前提に考えられたもの。年金システムもそうですし、利息のシステムもそうです。人口が増えていく、つまり経済が拡大していくということを前提にして作られたシステムなんですよ。ところが人口が減り始めたということは、これらのことが有効に機能しなくなるよという、その岐路にわれわれは立っているということなんです。



株式会社が生き残れるのは、ふたつしかないんですよ、つまり、国民国家という枠の中では、先進国の会部式会社という制度は実際には終わってるんですよ。国民国家の中での株式会社ってことはなりたたない(グローバライゼーションに賭ける)。それからもうひとつ、経済の根本を全部ひっくり返す、つまり、平時の経済から戦時の経済にもっていく、このふたつだけが株式会社を生き残らせる。でもこのふたつは実は人間を決して幸福にしない。

http://www.videonews.com/marugeki-talk/770/

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