9.24.2015

篠田真貴子

.. ただ、個人的には、ウソをつかないってことでこんだけ仕事ができるというのがもう身に付いてしまった今、大企業の中のさまざまって、もうビジネス・プレイ、もうなんかコスプレみたいだなあって。こう、ごっこ、言ってしまえば、ぐらいに見えることがありますね。要は、そのお作法を学んで、その言葉遣いをして、指定された文章を書くと、仕事が回るんですよ。で、それは、自分の人間性との折り合いって言う意味では非常にストレスがかかる大変な仕事だって思う反面、そのプレイを身に着けちゃえば、楽なんですよね。で、あの、さっきご紹介した、糸井事務所の仕事の仕方って、はっきり自分を問われ続ける職場なので、決して万人向きではないし、それはそれのなんていうか、負荷、大変さ、鍛えられる面はあると思います。
篠田真貴子(東京糸井事務所CFO、マッキンゼー出身)

糸井事務所に学ぶ「クリエイティブ」を産み続ける組織づくり
www.youtube.com/watch?v=60ef9SZBvd0 00:17:00

最適なタイミングで最適な内容のウソをつくことで「仕事が出来る」「仕事がはかどる」状態になるという価値に対するアンチテーゼ。糸井事務所で実現されているように、(全員で一斉に、遅刻のいいわけのようなスモールなものを含めて)ウソをゼロにすることで、自分と組織がその瞬間から成長を始め、巨大なロスがなくなり、仕事と組織が好きになり、なによりも生きるのが楽しくなります。

ghostwriter