4.27.2014

「あなたが変われないのは実は変わりたくないから?!」

アドラー心理学はわくわくのテーマ。

「ワタシは、幼少の頃、友人2人と歩いていたときに、恐そうなイヌに出くわした。友人2人は走って逃げ、『逃げなければ追いかけられないし噛まれることもない』と教えられていたワタシは逃げなかった。次の瞬間、ワタシは脚をイヌに噛まれた」
「ワタシがイヌに脚を噛まれたとき、すぐにとても親切なオトナが現れて手当をしてくれた」
..という、同一の出来事に関する2通りの記憶はまったく矛盾せず、どちらも歪められていない正確な記憶であるが、心理学的な意味が大きく異なる。つまり、前者はトラウマの原因になりうるネガティブなものであり、後者は人生を幸福にするだけの力を持ち得るポジティブなものである。同じ出来事をどのように記憶するかによって、その出来事の記憶が持つ機能は極端に変化する。
リアリティに合致しない記憶は、非常に想起されにくい。どのようなリアリティを生きているかが、記憶に与える意味にバイアスを与える。
前者を記憶する者のリアリティは「世界は自分に敵対する存在であり、自分のすべきことは世界から身を守ること」であり、後者を記憶する者のリアリティは「世界は自分の見方であり、自分は世界によって差し伸べられる救いを当然期待することが出来る」というものである。

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ghostwriter