1.18.2012

保険証





















朝日新聞夕刊のコラム。林容疑者をかくまっていた女性が偽名の保険証を持っていたことについて、社保庁、年金機構のチェックが甘い→その甘さが年金の不祥事を生んだ→でもその甘さの原因のひとつは、身元を伏せたい人が医療保険を受けられなくなることに躊躇があるため、という文章。


米国でアパートを借りて、水道と電気を使いたくて市役所に電話したら、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを訊かれたことがある。国民総背番号制ではなく、税金を払っている(ので公的サービスを受ける権利がある)という証明みたいなもので、もちろん私は持っていなかったので「ないです」、と言ったら、次の日から水道と電気が使えた。


近代国家では、基本的人権である生存権はあらゆることに優先する。死刑を待つ服役者にも当然生きる権利がある。この事実に触れるたびに、日本が西洋にはじまる人権思想をフォローしていることをとても心地よく思います。


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