事物が体系を作り、事物の性質が体系に含まれる他の要素との関係で決まってくるという考え方は、単語の意味だけではなくて、社会制度でも建築物でも、さらには人体を作っている諸器官についても、広く適用できる一般的なものです。つまり、「関係性」という性質は、事物一般の性質を正しく見極めるためには非常に有効な手段だったというわけです。
こういう理由で、新しく意味を獲得した「構造」という用語が、言語学以外の分野にも浸透していくことになったのでした ..
ソシュールと言語学 コトバはなぜ通じるのか 町田 健
学生時代に歯を食いしばって読んだ内容..。ヨガ卒論準備一冊目。
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