アーユルヴェーダとは要するに、身体にたまった不純物や毒素の排 泄をいかに促し、産まれた時にすでに備わっている個々人のよい身 体のバランスにどう近づけるか、ということでした。
産まれた時のバランスというのは、絶対的に備わっている個人のも ので5元素(インドではwater,earth,fire, air,space)の微妙なバランスが人それぞれ違うという考 え方です。
そのために、その人それぞれに合わせた施術が施されますが、それ をパンチャカルマと呼んでいます。パンチャは「5」、カルマは「 排出、放出」というもので、5種類の排出方法という意味です。
人間の身体の排泄器官といえば目や鼻、口、泌尿器、肛門、発汗や 皮膚などですが、それに応じたトリートメント方法があります。
3週間ほどの滞在中に、実にいろんなパンチャカルマが施されまし たが、大抵の方が滞在後半に何度かvastiと呼ばれる浣腸をさ れます(当然人によってはやらない人もいます)。その最終的な目 的でもある大きなデトックスをより効果あるものにするために、毎 日医師の回診によりパンチャカルマメニューを計算・組み直したり して各個人の排泄を促しやすくする施術をします。
私の場合、滞在中に行われたパンチャカルマは…
・Podikizhi:タンポのような、布にハーブを詰めたボー ルで薬液をつけながら全身をリズミカルに叩く。 左右二人のテクニシャンが息を合わせて上手に叩く。
・Nasyam:顔からデコルテまでをオイルで丁寧にマッサージ したのち、トゥルシー(バジル系のハーブ)が入った水のスチーム を鼻から吸って口から吐く。気道を整える感じ。
・Dhoomam:鼻にギー(バターを煮詰めて作られたオイル。 バターのタンパク質分を除去しているので腐らない)を片鼻3滴ず つ垂らす→鼻腔あたりのマッサージ→お湯でうがい→口からオイル や不純物が出る。
・Abhyangam:全身オイルマッサージ。頭にはアムラと呼 ばれる植物のオイル、他の部分は全てEladIi oilと呼ばれる、ココナッツオイル。薬効成分も入っているかも しれない。
・Gandoosham:薬湯でうがい。最初は複雑な味の薬湯で 5分間うがい×3回だったのが、問診の際に歯の神経がないところ があって滑舌が悪くて喋りにくいと言う話をしたら、 薬湯ならぬ薬油に変わった。油を口いっぱいに入れてクチュクチュ (5分間×2回)するのは気持ち悪かったけど、何度か繰り返すう ちに口の動きが良くなった気がする。(喋りは性格もあるので変わ らないけど、笑)
・Thakradhara:仰向けで、額に軽く冷やしたバターミ ルクと呼ばれる液体(いわゆる乳清)をゆっくり左右に揺らしなが らかける。30~40分くらい。不思議と気持ち良くていつも寝て しまうので時間がわからない…。Abhyangamの後にやるこ とが多い。
・Thailavasti:オイル浣腸。30~200ccほどの オイルを入れる。穏やかな効き目。
・Kashayavasti:1リットルほどの薬液を入れる浣腸 。意外と大丈夫だった。入れられた後、5分待ってからトイレへ。 とにかくすごい量が出た。。
私の体質的には、これらの組み合わせでしたが、他の方は全然違う 方法などで、とにかく色んなやり方がありました。
by tomoko
産まれた時のバランスというのは、絶対的に備わっている個人のも
そのために、その人それぞれに合わせた施術が施されますが、それ
人間の身体の排泄器官といえば目や鼻、口、泌尿器、肛門、発汗や
3週間ほどの滞在中に、実にいろんなパンチャカルマが施されまし
私の場合、滞在中に行われたパンチャカルマは…
・Podikizhi:タンポのような、布にハーブを詰めたボー
・Nasyam:顔からデコルテまでをオイルで丁寧にマッサージ
・Dhoomam:鼻にギー(バターを煮詰めて作られたオイル。
・Abhyangam:全身オイルマッサージ。頭にはアムラと呼
・Gandoosham:薬湯でうがい。最初は複雑な味の薬湯で
・Thakradhara:仰向けで、額に軽く冷やしたバターミ
・Thailavasti:オイル浣腸。30~200ccほどの
・Kashayavasti:1リットルほどの薬液を入れる浣腸
私の体質的には、これらの組み合わせでしたが、他の方は全然違う
by tomoko