気づき

みにくいアヒルの子が、自分はアヒルではなく白鳥だと知って開放されたのは「気づき」です。

ただし正確に言うとアヒルの子が気づいたのは「自分はアヒルではない」ということではなく「自分は白鳥だ」ということでもありません。アヒルの子が気づいたのは「自分はもはやアヒルの子であるというシバリに縛られる必要がないのだ」ということです。

気づきは、知識や経験の積み上げの末に到達するものではなく、すでに手元にあるものです。手元にある気づきに気づくのをブロックしているのは、自分のなかにある社会的モノサシやコンプレックスや、親や学校の先生から(初期フォーマットのごとく)どうしようもなく引き継いだ価値観です。

どこに向かって歩き出せばいいのか？いまの間違った歩みを止めるにはどうすればいいのか？なにがいらないのか？一度自分と社会を切り離してみることで、立ち止まる体験、捨ててみる経験を。

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