迷いの始まり
曹洞宗御誕生寺―二度座禅に行ったことがあります―の板橋住職よりお送りいただいた冊子に、とても興味深い文章を拝見しました。短いので全文を。
言及すべきなのは、ここでいう「現象の知覚」には、「能動的な動作」の認識が含まれることです。「私」が「動作」をコントロールしているというのは幻想で、神経系に直結した筋肉がわれわれの幻想するところの「秩序」を無視して、自由自在かつ生物学的な的確さで「現象」に対処し、一瞬遅れてそのフィードバックを受け取った「脳」が、そのことに「"自分"が出した指令によって引き起こされた動作」という虚構の意味付けを与えていると考えるのが正解です。
「だってこうやって息をしたりゴハンを食べているのは"自分"」という、"自分"という虚構の概念を守るためにわれわれが口にするロジックは、最新の脳科学によってすでに否定されています(参照:http://p.tl/0nIq)。
この宿命的な「ねじれ」から解放されて、一瞬でも原初の世界に身を委ねることの底知れない穏やかさは、アーサナによって時おりもたらされる説明不可能な安心感によって体験することが出来ます。
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私は現在、多くの修行僧と共に座禅しながら、心ゆたかに暮らしている。
座禅とは一体何であろうか。足を組み背筋を伸ばし、下腹部で静かに息をしていると、自然に身も心もすこやかになるのを実感する。
これは、大脳生理学の面からも実証されつつある。
私たちは、自分の意志に関係なく、母親の胎内から生まれ出て、自然に息づいている「生命体」である。「いのち」そのものである。
ものごごろがつくようになって、他の生命体を意識するようになる。そこに「自分」とか「私」という自我意識が芽生えてくる。
これが人間の迷いの始まりである。「私のお菓子」とか「自分のおもちゃ」とか、自分中心にものを見たがる。
「私が大人になった」とか、「私が病気になった」というが、これは錯覚である。私と関係なく成長もし、自分の思いとは関係なく病気になり、息をひきとるときもある。
「私が花を見た」というが、「見た」と意識する前に、すでに「見えている」のが事実である。「鳥の声を聞いた」というが、そのように自覚する前に、すでに「聞こえている」のが事実である。
人間だけが「コトバ」を使って「考える」ことを覚えた生きものといえよう。過ぎ去ったこと、未来のこと、死んでからのことまで想像する。このために、人間社会にだけ「文明」が進歩した。
だがしかし、人間だけが考えすぎてノイローゼにもなり、自殺までする。人間以外の動物で、自分の意志で死ぬことがあるだろうか。
そこで私は結論的にいいたい。私たちは、頭のなかでいろいろ考えながら生活するよりも、「からだが実感」していることに関心をおくべきだと。「からだの実感」がそのまま「いのちの実感」なのである。
板橋興宗(1998-2003總持寺貫首、曹洞宗管長、現御誕生寺住職)
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われわれの知覚する現象とは、世界の記述方法の無限のバリエーションのたったひとつであり、さらにそれを恣意的にフォーマットされた脳の、エゴイスティックなロジックによって意味付けた形骸に過ぎません。現象のひとつひとつに隣接する現象との関係を記号化した意味付けを行い、壮大な「世界」を築きあげて、その"中"でわれわれは生きています。「世界」の"外"は、記号化されていないので知覚されることはなく、すくなくとも、われわれはそれを知覚出来ない、あるいは存在しないと思っています。"外"はわれわれのとてもすぐそばにあり、本当はそれが見えているし聞こえているし、触ることも嗅ぐことも出来るというのがこの文章の意味するところです。ただし、「記号化」というプロセスを経ずに"外"を認識することは非常に困難で、これを達成するために、ヒンドゥー教や仏教の僧は長い歳月を瞑想(座禅)に費やします。
言及すべきなのは、ここでいう「現象の知覚」には、「能動的な動作」の認識が含まれることです。「私」が「動作」をコントロールしているというのは幻想で、神経系に直結した筋肉がわれわれの幻想するところの「秩序」を無視して、自由自在かつ生物学的な的確さで「現象」に対処し、一瞬遅れてそのフィードバックを受け取った「脳」が、そのことに「"自分"が出した指令によって引き起こされた動作」という虚構の意味付けを与えていると考えるのが正解です。
「だってこうやって息をしたりゴハンを食べているのは"自分"」という、"自分"という虚構の概念を守るためにわれわれが口にするロジックは、最新の脳科学によってすでに否定されています(参照:http://p.tl/0nIq)。
この宿命的な「ねじれ」から解放されて、一瞬でも原初の世界に身を委ねることの底知れない穏やかさは、アーサナによって時おりもたらされる説明不可能な安心感によって体験することが出来ます。
ghostwriter
12.29.2013
12.28.2013
村上スキーム_01
「病院というのは、実はそごい矛盾を抱えていて、いい医療をやろうと思ったら、病院が潰れるということがわかったんです。だって、適切な診断をして、最低限の検査をして、いかに早く、少ない薬で治せば良い治療ですよね。これってどれも利益に反することだから、いかに無駄な検査をして、治療を長く引っ張って、必要のない治療をするかで病院が成り立っている」
「佐藤先生は自治医大の3期生で、医者をやっている時に留学したみたいです。だって糖尿病でも食事療法をやるでしょ?行動が変わらないと治るわけないじゃないですか」
「昔は多くの病気が感染症だったんですね。それが食べすぎ、運動不足が原因の病気が増えてきた場合は、人の行動を変えるしかないじゃないですか」
ghostwriter
「佐藤先生は自治医大の3期生で、医者をやっている時に留学したみたいです。だって糖尿病でも食事療法をやるでしょ?行動が変わらないと治るわけないじゃないですか」
「昔は多くの病気が感染症だったんですね。それが食べすぎ、運動不足が原因の病気が増えてきた場合は、人の行動を変えるしかないじゃないですか」
ghostwriter
フラウピルツ
経営しているアユミコさんはドイツで修行をされ、質の高いお菓子をとても丁寧に作っておられます。
以前から私の友人達に話を聞いており、友人の友人のお店という事でずっと行きたかったところです。
ホールケーキを予約していたのですが自宅まで待ちきれないので、その場で切ってもらって特製コーヒーと共に店内でいただきました。
一般的に本物のバタークリームは滅多に食べられません。日本では生クリームを使ったケーキの方が一般的ですが、それはバタークリームが美味しくない(=本物じゃない)からと思われます。
普通のバタークリームはショートニングが使われているそうです。
ケーキの飾りもすべて手づくりで、優しい味わいに感動しました☆店内の雰囲気もよく、ついつい長居しました。
焼き菓子は発送もされているので、ご興味ある方は是非♪
by tomoko
12.23.2013
メキシコごはん
メキシコ在住の従姉が一時帰国していて手づくりメキシコ料理をご馳走してくれました。
初めて食べるチョコレートソースがけ豆腐❗本当はチキンやビーフを焼いたものにかけるのですが、ベジな私のために豆腐で作ってくれました。美味しい〜(^O^)スパイスに何が使われているかわからなかったけど、ほんのり辛くて、ナツメグのようなシナモンのような香り。コクがあるけど後味サッパリしていて美味しかったです。他に豆のスープ、ワカモレ、メキシコチーズも美味しい♪
今回の東京滞在は冬休みのおかげさまでのんびりできました。
いまから丹波へ帰って年内の仕事をこなします(^-^)/みなさまありがとうございました💓
by tomoko
初めて食べるチョコレートソースがけ豆腐❗本当はチキンやビーフを焼いたものにかけるのですが、ベジな私のために豆腐で作ってくれました。美味しい〜(^O^)スパイスに何が使われているかわからなかったけど、ほんのり辛くて、ナツメグのようなシナモンのような香り。コクがあるけど後味サッパリしていて美味しかったです。他に豆のスープ、ワカモレ、メキシコチーズも美味しい♪
今回の東京滞在は冬休みのおかげさまでのんびりできました。
いまから丹波へ帰って年内の仕事をこなします(^-^)/みなさまありがとうございました💓
by tomoko
12.20.2013
12.19.2013
クーリエ・ジャポン2014年2月号_03
「認知的不調和」を使うのも効果的です。この人の関心を引きたいなと思ったら、その人にちょっとしたお願いをするのです。たとえば、デートに誘いたい場合、プレゼントをするのではなく、ちょっとコーヒーを買ってきて、と頼んでみる。「僕が何かしてあげた」ことを、その人は覚えている。何かしてあげたというからには、僕はこの人に好意を持っているに違いない、という認知があとからついてくるのです。脳は矛盾に耐えられないので、行動が先に立った場合、認知を変えようということになってくる。
いま日本でも増えているのが、「この間の服かわいかったね」と言っただけで死にたくなるタイプ。今日の服はダメなんだ..と考えてしまう。何を言っても否定的に捉えるので難しいのですが、このタイプの人には褒め言葉とセットで問題点を指摘します。「☓☓についてはこうしたほうがいいけど、今日はここがよかったね」と。
クーリエ・ジャポン2014年2月号 「苦手な人」と付き合うにはどう脳を活用すべきですか?より。
ghostwriter